指の先から破壊光線

月曜の朝までに考えておくこと

映画を覚えておくこと

この間の記憶力の話となんとなく重なるけど、ちょっといいことがあったので書いておきたい。

 

映画の半券を貼っておくためのノートを作った。いや、作ったわけじゃないけど、まあどちらかというと作った。無印良品のA5の無地のノートの表紙に、「MOVIE」とでっかくスタンプを押しただけ。スタンプも無印良品のラッピングコーナーで借りた。ありがとう無印良品。今度アルミハンガーを買いに行く。

 

わたしは捨てられない女である。どのくらい捨てられないかと言うと、母が送ってきた荷物の中に入っていた、もう2年は確実に着ていない毛玉のあるセーターが捨てられないくらい捨てられない女である。同居人にも、もうすでに諦められてしまった。

 

「さばくちゃんさ、物、減らせば」同居人はいつも言った。そのたびにわたしは「君がわたしの代わりに、捨てるものと取っとくもの選別してよ」と返すのだけど、同居人は「やだよ、めんどくさい」と答えるのにも飽きてしまったらしくて、なにも言わなくなってしまった。ちょっとかなしい。

 

そんなこんなで捨てられないので、見終わった映画の半券もずっと取ってあった。去年見た映画のぶんは手帳に貼っておいたのでよかったけど、今年になって手帳を変えたら貼る場所がなくなってしまって、困り果てて財布の中に入れっぱなしだった。そんなにたくさんあったわけじゃないけど、月に1本か2本は映画を見るので、ずっとこのままにしておくわけにもいかない。

 

それで、ノートを買った。そのときに思い付いて、自分で作る名刺シートも買った。映画を見るのはとても好きなんだけど、映画の中身を覚えていられない。世の中には映画の感想をそれはそれは長く書ける人もいて、たいへん尊敬しちゃうのだが、わたしにはできない。家に帰るまでの間になにを考えていたか忘れるからである。だからその名刺シートに、見た映画のポスターを印刷してノートに貼っておくことにした。

 

これがなかなかの成功で、ノートの中身がとても楽しくなった。自分が覚えていなくても、ノートが覚えておいてくれるのは脳のリソース的にもかなりうれしい。問題は10枚で1シートなので10回映画を見るまで印刷ができないところだけど、それはなんとかしようと思う。